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【無料Zoomウェビナー】5/09開催-苦難のたびに強くなる郷土料理店/有限会社親和商事・郷土料理青柳(未来から愛される会社をニッポン全国へ)  

新刊【経営戦略としてのSDGs・ESG~“未来から愛される会社になって地域×業界NO.1を目指す】リリース記念!”未来から愛される会社をニッポン全国へ!プロジェクト(Chapter3)







今から6年前の2016年4月14日(木)21時26分以降、熊本県と大分県に相次いで地震が発生しました。気象庁震度階級では最も大きい震度7を観測する地震が4月14日夜および4月16日未明に発生したほか、最大震度が6強の地震が2回、6弱の地震が3回発生となりました。

日本国内の震度7の観測事例としては、4例目(九州地方では初)および5例目 に当たり一連の地震活動において、現在の気象庁震度階級が制定されてから初めて震度7が2回観測されています。

また、熊本県益城町で観測された揺れの大きさは計測震度6.7で、東北地方太平洋沖地震の時に宮城県栗原市で観測された揺れ(計測震度6.6)を上回り、国内観測史上最大となり、一連の地震回数(M3.5以上)は内陸型地震では1995年以降で最多となっています。(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』をもとに筆者にて改訂)

◆地震で本店が大規模半壊 そして コロナ禍による営業自粛

熊本県で3店舗を営業する「郷土料理青柳」も地震によって


-青柳本館は、大規模半壊で要立替。
-熊本城本丸御殿は、倒壊危険で営業停止。
-熊本市民病院店も、倒壊危険で営業停止 に追い込まれます。

 

それでも、従業員約40名の雇用を守りながら、炊き出しや復旧作業をつづけ、

震災から4年後の2020年4月16日に「青柳本館」を新規(建て替え)オープン!

震災復興を印象づける “のろし”となる予定でしたが…




その後、2019年12月初旬に中国の武漢市で第1例目の感染が報告された新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が、少しずつ日本にも広まっていくこととなります。

そして、飲食業界は「三密産業」との観点から、営業自粛や休業を迫られる形となり、度重なる「緊急事態宣言」「まん延防止等重点措置」の発出がつづいた結果、下記のように様々な業態において深刻な状態に陥っています。


鹿児島市地域経済ビジョン(素案)~ウィズコロナ・アフターコロナの中期経済ビジョン~資料に掲載されている【飲食店売上高の月次推移(全国)】によると、
2020年1月を基準として見た場合、2021年2月の段階では、

 

◎パブレストラン/居酒屋が -70.7%

◎ディナーレストラン(郷土料理青柳はこのカテゴリー)が -46.3%

◎喫茶が -32.6%

◎ファミリーレストランが -32.4%  となっています。



加えて、この2年間の自粛生活で人々の「ライフスタイル」の変化も見逃せない兆候です。


http://www.city.kagoshima.lg.jp/san-seisaku/documents/vision.pdf



◆「ホームランよりコツコツバント」の精神で売上回復


先のグラフにあるように、多くのディナーレストランが-46.3%(2020年1月対比)で苦境に立たされるなかで、「郷土料理青柳」は、ほぼ100%に近い売上(-5.5%に踏みとどまる=業界平均の2倍の回復力)を見せています。

その基盤となったのが、倉橋社長が2012年から長年にわたって「コツコツバントの精神」で実践しつづけてきた下記のような取り組みです。

◆日本料理店や旅館など業界全体の発展を阻む要因(不)のひとつであった「板前VS仲居」の対立を取り除くことを目的とした新たな組織づくり(2012年~)

→「社訓の浸透」のための8つの取り組み【重要】会社で一番えらいのは “社長” ではなく “社訓”

(1)半期経営方針発表
(2)チーム方針発表
(3)毎日の全体朝礼
(4)波乗り戦略
(5)月例チーム勉強会
(6)クッキングスクール
(7)サプライズ誕生会
(8)感動表彰式

(その結果)

2018年-熊本県より、飲食業界では“初”の「ブライト企業」の認定。

2019年-熊本商工会議所より「人を幸せにする経営大賞」を受賞。

2020年-「第11回日本でいちばん大切にしたい会社」審査委員会特別賞を受賞

 
◆そのうえで、コロナ禍で郷土料理青柳が行った施策

◆第1波(2020年4月~5月GW)

-テイクアウトに注力&SNSでの営業展開

-緊急融資・各種補助金対応

-子供食堂開始(全国一斉休業を受けて)

 

◆第2波(2020年8月・お盆休み)

-ECサイト創設

-副業活用によるIT化促進

-ランチミーティングプラン開始

 

◆第3波(2021年お正月)

-おせちにチャレンジ

-恵方巻×Line営業

-UberEats(おうちごはん対応)

 

◆第4波(2021年5月~6月)

-SDGsビジョンの完成

-ロープレによる人材育成

-ワクチン全員接種完了

 

◆第5波(2021年8月~9月)

-新企画「長寿巻」プロジェクト開始

 

◆第6波(2022年1月~)

-オペレーション手法の変更

◆3つの目利き(食の目利き・人の目利き・時の目利き)で未来志向へ


そして、2021年7月1日からは「食の目利き・人の目利き・時の目利き」の「3つの目利き」を掲げ、

飲食業界の社会的地位の向上と100年企業(現在は創業73年)を目指した SDGs および サステナビリティ活動の普及・推進を、従業員一体となって本格化させています。

今回の、SDGsプロジェクトの推進については社員間投票で選ばれた若手リーダーを中心に「職場のSDGs推進コンサルタント」の秋山由美子氏(イーキャリアコネクト代表)との二人三脚で取り組み、倉橋社長は口出しせずに我慢をされたとのこと。

そして、板前さん、仲居さんとも一体となって試行錯誤を繰り返しながら2021年7月01日の「SDGs宣言」を迎えることとなりました。

このSDGs宣言にいたるまでの約1年にわたる取り組みを通して、現場から出されたアイディアが新規事業に繋がるなど、郷土料理青柳は新たなステージへの一歩を踏み出しています。

倉橋社長は「今までのどの研修よりも効果があり、SDGsの素晴らしさを知りました。熊本県内の中小企業や日本料理界に対して、SDGsをどんどん勧めていきたい」と笑顔で語っています。


◆(参考)2021年 7 月 01 日【SDGs宣言】 有限会社親和商事/郷土料理 青柳

https://www.human-okinawa.org/common/uploads/2020/08/9bc6221d5329adfae315ccfd0317626e.pdf








”未来から愛される会社をニッポン全国へ!プロジェクト(Chapter3)


題 名:苦難のたびに強くなる郷土料理屋~道産子社長が社員と共に熊本を元気に!

日 時:2022年5月09日(月)13時30分~15時30分(13時25分までにZoomにお入りください)

場 所:Zoomウェビナー機能(Q&Aで寄せられたコメントや質問も回答も出来る限り対応)

内 容:セミナー進捗により内容や時間の変更がある場合があります。


13:30~13:35-プロジェクトの概要説明(職場のSDGs研究所/白井 旬)

13:35~13:45-倉橋社長&白井のオープニング(出会いエピソード)

13:45~14:20-倉橋社長講演(1)板前vs仲居→熊本大地震で本店大規模半壊→コロナ禍

14:20~14:30-休憩(随時、Q&Aでコメント・質問お寄せください)

14:30~15:05-倉橋社長講演(2)社是の浸透→8つの取り組み→SDGs2030ビジョン

15:05~15:25ーQ&Aに対する質問


15:25~15:30-次回以降のイベントご案内



受講料:無料(要事前申込)

当HP下段の申込ボタンをクリック/手続き完了後自動返信メール(セミナー3日前~1日前に最終メール)


講演者:倉橋 篤 氏(郷土料理青柳/有限会社親和商事 代表取締役)



大学卒業後、株式会社大林組東京 本社経理部配属。結婚を機に、妻の実家である郷土料理青柳(熊本)を手伝うため、建設会社から 日本料理の老舗 なだ万(東京)へ転職し3年間の板前修業を経験する。

熊本市委託事業「熊本城本丸御膳」「熊本市民病院食堂」を受託。2016年4月に起きた熊本地震で被害甚大のために倒壊 の危機で一夜にして営業停止。青柳本店も大規模半壊の判定を受けビル建替えを余儀なくされる。

社員40名を抱え3拠点を失うところから復興し、新築再開オープンするもコロナによる外食産業営業規制へ。引き続くコロナ禍。さらには球磨川水害、阿蘇山噴火など幾多の災害に直面する中を「SDGs203ビジョン&青柳パーパス」を掲げた全員参画経営で乗り切る。





◆郷土料理青柳(有限会社親和商事)も事例掲載ー新刊【経営戦略としてのSDGs・ESG~”未来から愛される会社になって地域×業界NO.1を目指す】は、ニッポン全国の大型書店やオンライン書店などでお買い求めいただけます。(表紙をクリックでアマゾンへ)



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